
sigilの使い方が全然わからない。
まずページをどうやって進めるの

Sigilは初めて使う方にとって少し複雑に感じるかもしれませんが、基本的な使い方を理解すればスムーズに操作できるようになります。まずはSigilでページを進める基本的な手順を説明します。
Sigilの基本的操作
Sigilでページを進める手順
- プロジェクトの開始: Sigilを起動し、新しいEPUBプロジェクトを作成します。これにより、新しいEPUB書籍を作成できる環境が用意されます。
- ページの追加: 新しいEPUBプロジェクトを作成した後は、まず最初のページを追加します。メニューバーの「Insert」から「New HTML」を選択すると、新しいHTMLページが追加されます。
- テキストの追加: ページが追加されると、そのページにテキストを追加できます。ダブルクリックしてテキストを編集するか、または直接HTMLソースコードを編集することができます。
- スタイルの適用: テキストを選択し、メニューバーの「Format」からフォント、スタイル、サイズなどのスタイルを適用します。また、CSSファイルを編集して全体のスタイルを調整することもできます。
- 画像の挿入: メニューバーの「Insert」から「Image」を選択し、EPUBプロジェクトに画像を挿入します。挿入した画像を選択し、サイズや配置を調整することができます。
- 目次の追加: 書籍に目次を追加する場合は、メニューバーの「Tools」から「Table of Contents」を選択し、目次を自動生成します。各章やセクションの見出しを選択することで、目次が自動的に作成されます。
- ページ間のリンク: 必要に応じて、ページ間のリンクを設定します。テキストや画像を選択し、メニューバーの「Insert」から「Link」を選択することで、他のページへのリンクを挿入できます。
- プレビューと検証: ページの作成が完了したら、メニューバーの「View」から「Preview」を選択して、EPUB書籍のプレビューを表示します。必要に応じて、検証ツールを使ってEPUBの整合性をチェックします。
- 保存: ページの作成と編集が完了したら、メニューバーの「File」から「Save」を選択して、変更を保存します。

これらの基本的な手順をマスターすることで、Sigilでページを進めることができます。少しずつ慣れていくことで、より効率的に作業できるようになるでしょう。
※ページはHTMLの並び順に進むようです(管理人コメント)。
電子書籍は基本的にページをめくって読むもの

kindleって縦スクロールに読むもの?
ページ毎にめくる感じで読むもの?

Kindleのデバイスやアプリでは、基本的にページ毎にめくるスタイルが標準となっています。しかし、縦スクロールで読むオプションも提供されています。具体的には、以下のような読み方が可能です。
ページ毎にめくる方式
- 標準モード: Kindleの標準的な読書スタイルは、ページをめくる形式です。読者は画面をタップするかスワイプすることで、次のページに移動します。これが最も一般的な読み方で、多くの電子書籍がこの形式を前提にデザインされています。
- 利点: 紙の本のように読む感覚があり、特に小説やノンフィクションなどの連続したテキストを読むのに適しています。
- 互換性: ほとんどのKindleデバイスやアプリでサポートされています。
縦スクロール方式
- スクロールモード: 一部のKindleアプリでは、縦スクロールで読むオプションも提供されています。このモードでは、読者は画面を上下にスクロールすることでテキストを読み進めます。
- 利点: 特定の文書やレイアウトにおいて、スクロール形式が便利な場合があります。例えば、技術書や参考書など、特定のページ間を頻繁に行き来する場合には便利です。
- 設定: 縦スクロールを有効にするには、アプリの設定で「縦スクロール」モードを選択します。具体的な設定方法はデバイスやアプリのバージョンによって異なります。
Kindleアプリの設定で縦スクロールを有効にする方法(例)
- Kindleアプリを開く。
- 読む本を選択。
- 画面の上部をタップしてメニューバーを表示させる。
- 「Aa」アイコンをタップして設定メニューを開く。
- 「ページ表示」または「表示設定」オプションを選択する。
- 「縦スクロール」を有効にする。
まとめ
- ページ毎にめくるスタイルが標準で、多くの読書体験に適しています。
- 縦スクロールは、特定の状況や好みに応じて利用できますが、設定で有効にする必要があります。

どちらのスタイルも提供されているため、読者は自身の好みや読書の内容に応じて選択することができます。著者としては、主にページ毎にめくるスタイルを前提にレイアウトやフォーマットを設計すると良いでしょう。これは、最も広範な互換性と標準的な読書体験を提供するためです。
見出し設定をしていないファイルをCalibreで変換すると

見出し設定をせずにcalibreでEPUBにしたものをsigilで読み込むとざーっと繋がったものになるけど、これは改ページ指定しなければ、勝手にページが決まるの?

はい、EPUBファイルをSigilで開くと、内容が連続した1つの大きなHTMLドキュメントとして表示されることがあります。この場合、改ページの設定がされていないため、すべてのコンテンツが連続して表示されます。
EPUBリーダーは、通常、コンテンツを自動的にページ分割しますが、著者側で改ページを指定することも可能です。以下に、改ページを指定する方法を説明します。
Sigilでの改ページの設定方法
- 分割ポイントの選定:
- Sigilのブックビューまたはコードビューで、分割したい場所を見つけます。
- HTMLファイルの分割:
- ブックビューまたはコードビューで分割ポイントを選択し、メニューバーから「編集」 > 「HTMLの分割」 > 「ここで分割」を選択します。
- 自動目次の更新(必要に応じて):
- 目次が正しく反映されるように、分割後に目次を再生成または編集します。
改ページのHTMLとCSSによる指定方法
改ページをHTMLとCSSで指定することもできます。以下の手順で進めます。
- CSSファイルの作成/編集:
page-break-before
またはpage-break-after
プロパティを使用して改ページを指定します。以下はCSSの例です:
.page-break {
page-break-before: always;
}
HTMLファイルでのクラス指定:
- 改ページを指定したい場所にクラスを追加します。以下はHTMLの例です:
<h1 class="page-break">Chapter 1</h1>
<p>Content of Chapter 1...</p>
<h1 class="page-break">Chapter 2</h1>
<p>Content of Chapter 2...</p>
結論と推奨
- Sigilでの分割: HTMLファイルを手動で分割することで、読者がページをめくる際に自然な感覚を得られます。特に章の始まりやセクションの切れ目で分割することが効果的です。
- CSSの使用: CSSを使って改ページを指定することもできますが、すべてのEPUBリーダーでの互換性が完璧でない場合があります。
おすすめのアプローチ
- OpenOfficeで見出しを設定: 文書を章やセクションごとに構成し、見出し(Heading 1, Heading 2など)を設定しておきます。
- CalibreでEPUBに変換: OpenOfficeで作成した文書をCalibreを使ってEPUB形式に変換します。
- Sigilで編集: SigilでEPUBファイルを開き、章やセクションごとにHTMLファイルを分割します。必要に応じてCSSを追加し、改ページを指定します。

この方法を使うことで、EPUBリーダーでの読みやすさとナビゲーションが向上し、読者にとって快適な読書体験を提供できます。
見出し設定をしていれば改ページは自動で行われる

章やセクションごとにHTMLファイルを分割ってのは手作業? 設定に従って自動でやってくれる機能があるの?

Sigilには、自動でHTMLファイルを分割する機能があります。この機能を使えば、手作業で一つ一つの分割ポイントを指定する必要がありません。以下の手順に従って、見出しタグに基づいて自動的に分割する方法を説明します。
1. CalibreでEPUBを生成する際に分割を設定する
Calibreを使ってEPUBを生成する際に、章やセクションごとに自動的にHTMLファイルを分割することができます。以下の手順で行います:
- Calibreを起動し、変換するドキュメントを選択します。
- **「本を変換」**をクリックします。
- **「EPUB出力」**タブを選択します。
- **「HTMLファイルを分割する」**セクションで、「レベル1目次エントリごとに分割する」や「ページ分割基準」を設定します。
この設定により、指定された見出しタグに基づいて、EPUBが自動的に分割されます。
2. Sigilで既存のEPUBを分割する方法
既に作成されたEPUBをSigilで分割する場合、以下の手順に従ってください:
- EPUBファイルを開く:
- Sigilを起動し、編集するEPUBファイルを開きます。
- 分割したい位置を指定:
- コードビューまたはブックビューで、分割したい位置(通常は見出し)を選択します。
- 自動分割ツールの使用:
- Sigilには「スマート分割ツール」があり、これを使うと指定した見出しタグに基づいて自動的に分割できます。
- メニューバーから「ツール」 > 「見出しタグでHTMLを分割」を選択します。
- 見出しタグの選択:
- ダイアログボックスが表示されるので、分割に使用する見出しタグ(例:
<h1>
,<h2>
)を選択します。 - 選択を確定すると、指定された見出しタグごとにHTMLファイルが自動的に分割されます。
- ダイアログボックスが表示されるので、分割に使用する見出しタグ(例:
具体的な手順
- 分割ツールの選択:
- メニューバーから「ツール」 > 「見出しタグでHTMLを分割」を選択します。
- 見出しタグの設定:
- 出てきたダイアログで、分割に使用する見出しタグを選択します。例えば、
<h1>
や<h2>
を選択します。
- 出てきたダイアログで、分割に使用する見出しタグを選択します。例えば、
- 分割の実行:
- 設定を確認して「OK」をクリックすると、Sigilが自動的に指定された見出しタグに基づいてHTMLファイルを分割します。
まとめ
- Calibreでの分割: EPUBを生成する際に、見出しタグに基づいて自動的に分割する設定を行うことができます。
※デフォルトで見出し1(H1)の前と見出し2(H2)の前で自動でHTML分割される。見出し3(H3)以下は分割されない。(管理人コメント) - Sigilでの分割: 既存のEPUBを開き、見出しタグに基づいて自動的に分割するツールを使用できます。

これにより、手作業で一つ一つの分割ポイントを設定する手間を省くことができ、効率的にEPUBファイルを作成・編集することができます。
改ページは作者の意図とは関係なしにされてしまう

ちなみにこちらで改ページを設定しても
1ページが大きすぎたら、
勝手に改ページされちゃうんだよね?

はい、EPUBのフォーマットと電子書籍リーダーの特性上、特定の条件下では1ページが自動的に分割されることがあります。
これは主に以下の理由によります:
- デバイスの画面サイズ:電子書籍リーダーやアプリは多種多様な画面サイズや解像度を持っています。一つのデバイスで1ページに収まる内容が、別のデバイスでは複数ページに分割されることがあります。
- ユーザー設定:読者がフォントサイズや行間を調整すると、ページの内容が変わり、自動的に改ページが発生します。
- EPUBリーダーのレンダリングエンジン:異なるリーダーアプリやデバイスが異なるレンダリングエンジンを使用するため、同じEPUBファイルでも表示が異なる場合があります。
改ページの最適化方法
特定の位置で改ページを確実に指定する方法と、全体的な最適化を行うための手順を以下に示します。
1. CSSでの改ページ指定
CSSを使って改ページを指定することができます。特定の要素の前後で改ページを確実に行うためには、以下のようなCSSを使用します:
.page-break {
page-break-before: always; /* 要素の前で改ページ */
page-break-after: always; /* 要素の後で改ページ */
}
HTML内でこのクラスを使用する:
<h1 class="page-break">Chapter 1</h1>
<p>Content of Chapter 1...</p>
2. Sigilでの分割
Sigilを使って手動でHTMLファイルを分割することで、章やセクションごとに改ページを設定できます。これにより、EPUBリーダーが自動的にページを分割する際の影響を最小限に抑えられます。
3. Calibreでの分割設定
Calibreを使ってEPUBを作成する際に、見出しごとにHTMLファイルを自動的に分割する設定を行います。この設定により、より細かく制御された改ページが可能になります。
実際の手順
- CSSを使った改ページの設定:
- CSSファイルを編集し、改ページのクラスを定義します。
- HTMLファイル内で、改ページを指定したい要素にクラスを追加します。
- Sigilでの分割:
- SigilでEPUBファイルを開きます。
- 分割したい見出しを選択し、「ツール」 > 「見出しタグでHTMLを分割」を使用して自動分割を行います。
- Calibreでの分割設定:
- Calibreで文書をEPUBに変換する際に、「HTMLファイルを分割する」セクションで、見出しタグに基づいた分割を設定します。
まとめ
- 改ページをCSSやHTMLで指定することで、意図した場所での改ページが可能になります。
- SigilやCalibreを使ってHTMLファイルを分割することで、章やセクションごとに自然な改ページを実現できます。
- 最終的には、デバイスやリーダーの特性により、自動的に改ページが発生することもありますが、これらの方法を併用することで、読者にとって最適な読書体験を提供することができます。

という事は
不自然じゃなければ
なるべく改ページしておいた方が良いって事だね。

はい、その通りです。
不自然でない限り、意図的に改ページを設定しておくことは、読者の読書体験を向上させるために有益です。以下はその理由です。
改ページを設定する理由
- 読みやすさの向上:
- 長いテキストが連続して表示されると読者が読みづらく感じることがあります。適切な改ページは、読者が自然な区切りを感じる助けとなります。
- セクションや章の明確化:
- 章やセクションの始まりで改ページを設定することで、文書の構造が明確になり、読者が内容をより理解しやすくなります。
- デバイス間の一貫性:
- デバイスやリーダーアプリの違いにより、自動改ページの結果が異なることがあります。事前に意図的に改ページを設定することで、異なるデバイス間での一貫性を保つことができます。
まとめ
- 改ページを適切に設定することで、読者が内容をスムーズに理解しやすくなり、読みやすさが向上します。
- CSSやHTMLを使って手動で改ページを指定したり、SigilやCalibreの自動分割機能を活用することで、効率的に改ページを設定できます。
- 章やセクションの始まり、重要なポイントでの改ページは、文書の構造を明確にし、読者にとって一貫性のある読みやすい体験を提供します。
Sigil上での画像の追加-変更方法

sigilで画像ってどうやって変えるの

Sigilで画像を変更するには、以下の手順を行います。
1. 画像をSigilにインポートする
まず、新しい画像をSigilプロジェクトにインポートします。
- 画像ファイルを準備:
- 使用したい画像ファイルをPC上に準備します。画像は通常、JPEGやPNG形式が適しています。
- Sigilを開く:
- Sigilを起動し、編集したいEPUBファイルを開きます。
- 画像をインポート:
- メニューバーから「ファイル」 > 「追加」 > 「既存のファイル」を選択します。
- インポートしたい画像ファイルを選択し、Sigilプロジェクトに追加します。画像ファイルは「Images」フォルダに追加されます。
2. 画像をHTMLファイルに挿入する
次に、インポートした画像をHTMLファイル内に挿入します。
- HTMLファイルを開く:
- 画像を挿入したい位置にあるHTMLファイルを選択し、開きます。
- 画像を挿入する:
- HTMLファイルの編集ビューで、画像を挿入したい位置にカーソルを置きます。
- メニューバーから「挿入」 > 「画像」を選択します。
- 先ほどインポートした画像を選択し、挿入します。
<img src="Images/your-image-file.jpg" alt="Description of image" />
3. 既存の画像を新しい画像に置き換える
既存の画像を新しい画像に置き換える場合は、以下の手順を行います。
- 新しい画像をインポート:
- 上記の手順に従って、新しい画像をSigilプロジェクトにインポートします。
- 既存の画像タグを変更:
- 画像を変更したいHTMLファイルを開き、既存の画像タグを新しい画像に変更します。
<!-- 旧画像 -->
<img src="Images/old-image-file.jpg" alt="Description of old image" />
<!-- 新画像に置き換え -->
<img src="Images/new-image-file.jpg" alt="Description of new image" />
画像ファイルの削除(不要な場合)
不要になった旧画像ファイルをプロジェクトから削除することもできます。
- 旧画像ファイルを選択:
- 「Images」フォルダ内で不要になった旧画像ファイルを選択します。
- 画像ファイルを削除:
- ファイルを右クリックし、「削除」を選択します。
まとめ
- 画像のインポート: 画像ファイルをSigilプロジェクトにインポートします。
- 画像の挿入: HTMLファイル内の適切な位置に画像を挿入します。
- 画像の置き換え: 既存の画像タグを新しい画像ファイルに置き換えます。
- 不要な画像ファイルの削除: 使用しない旧画像ファイルをプロジェクトから削除します。

これにより、Sigilを使用してEPUBファイル内の画像を効果的に変更できます。
※ワープロファイルで取り込んで変換した画像ファイルはファイル名が変わっているので探して消すのは面倒です。変更したファイルはSigilのメニューバーから「ツール」→「未使用のメディアファイルを削除」から行うとやり易いです。
目次の生成(再掲)
Sigilで目次を生成する方法
- EPUBファイルを開く:
- Calibreで文書をEPUB形式にエクスポートし、SigilでそのEPUBファイルを開きます。
- 目次の自動生成:
- Sigilのメニューバーから「ツール」 > 「目次の作成/編集」を選択します。
- 「目次の生成」ダイアログが表示されます。
- 「見出しレベルの選択」セクションで、文書内の見出しタグ(H1, H2など)を選択します。
- 適切な見出しレベルを選択し、「OK」をクリックします。これで目次が自動的に生成されます。
完成したらプレビューしてみる

完成した。 プレビューの仕方を教えて

SigilにはEPUBのプレビュー機能は含まれていませんが、EPUBファイルを他のEPUBリーダーでプレビューすることができます。一般的なEPUBリーダーとしては、以下のようなものがあります:
- Calibre:CalibreはEPUBファイルを管理するための包括的なソフトウェアであり、EPUBファイルをプレビューする機能も提供しています。EPUBファイルをCalibreにインポートし、内蔵のビューアでプレビューすることができます。
- Adobe Digital Editions:Adobe Digital EditionsはEPUBやPDFなどの電子書籍を管理・閲覧するためのアプリケーションです。EPUBファイルを開いてプレビューすることができます。
- Thorium Reader:Thorium ReaderはオープンソースのEPUBリーダーであり、EPUBファイルのプレビューに使用できます。多くのOSで利用できます。
- FireFoxやChromeの拡張機能:FireFoxやChromeなどのウェブブラウザにはEPUBファイルを閲覧するための拡張機能があります。これらの拡張機能を利用してEPUBファイルを開いてプレビューすることができます。

これらの方法を使ってEPUBファイルをプレビューし、最終的な出力を確認することができます。

インストールしてるし
Calibreでプレビューでいいね。

ん?
kindleで出す予定なんだから、
Kindle Previewerでプレビューするのが一番確実じゃんか。

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